第2実習実験棟 タンカーシミュレータ
一般にVLCC(Very Large Crude Oil Carrier)と呼ばれる載貨重量25万トン級の原油タンカーの荷役シミュレータを備えています。このシミュレータは、実船に装備されているものと同じ荷役コンソールと、船上の配管、ポンプ及びバルブ等の機器を模したパネルからなり、実船と同様に、荷役制御室とデッキ上及びポンプルーム等と連携をとりながらの荷役訓練が行えます。
特徴
- タンカーで行われる荷役手順の確認を機器操作を行いながら安全に体得することができます。
- 荷役計画の妥当性を検証でき、効率的かつ安全な荷役作業計画の立案に効果的です。
- 入渠準備作業等、経験回数が不足しがちな作業が体験でき、実務の補完的役割を担うことが可能です。
- 機器操作ミスによって生じる事故の結末を体験することで、各機器操作の影響及び重要性を認識できます。
- 機器故障等の異常時対応訓練:荷役中の機器故障等の異常事態を再現し、その検知及び対応等の訓練をすることができます。