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JMETS海技教育機構関東地区消火講習開始!

2018年12月04日

~ STCW条約2010年マニラ改正完全施行の対応に向けて ~

JMETS(海技教育機構)は、STCW条約第6章基本訓練における「防火と消火」について、関東地区での講習を開始しました。JMETSでは既に関西地区(海技大学校・芦屋市)及び九州地区(日本サバイバルトレーニングセンター・北九州市戸畑区)でも同講習を開講しております。
これまで関東地区(JMETS本部)では「個々の生存技術」講習のみを実施しておりましたが、この度新潟造船株式会社三崎工場内において三井造船特機エンジニアリング株式会社所有の消火訓練施設で「防火と消火」講習を12月より開講することとなり、「個々の生存技術」と併せてご受講いただくことが可能となりました。

【講習の目的】
本講習はSTCW条約2010年マニラ改正及び国土交通省海事局からの通達に対応した、現役船員向けの基本訓練実技講習です。
同条約改正では、船舶という特殊環境で勤務するその職務の性質上、自身のみならず乗員・乗客の人命、さらには船体の安全確保を求められる全ての船員に対し、「船体放棄等の非常時における海上での最小限の生存能力」や「火災の危険を最小限にし、かつ火災を含む非常事態の即応体制を維持する能力」等について、知識・理解及び能力の基準を維持していることを証明することを求めています。これを受け、船舶所有者に対して、これら一連の能力証明を船員毎に実施することが義務付けられました。

【受講対象】 船舶に乗り組むための証明が必要な船員
【開催日】  平成30年12月19日(水)
       平成31年 1月23日(水)、2月20日(水)、3月14日(木)、3月27日(水)
【開催場所】 神奈川県三浦市
       新潟造船株式会社三崎工場内 消火訓練施設
【募集人数】 各回 20名
【受講料】  「防火と消火」 :59,400円
       「防火と消火(オプション付)」 :79,920円
*オプション付は船内訓練及び履歴での証明が可能な項目を含んでいます。

【具体的な講習内容】 
 〇「防火と消火」STCWコードA部の表A6-1-2より以下の項目に関する座学及び実技
.1  各種持運び式消火器の使用
.3  小規模火災の消火
.4  大規模火災の水による噴射及び噴射ノズルを用いた消火
.5  泡、粉末又は他の適切な化学薬剤による消火
.6  高発泡率の泡が注入された区域への呼吸具を装着することなく命綱だけでの侵入及び通過
.8  炎及び大量の煙の充満した居住区又は模擬機関室内における霧状水又は他の適切な消火剤による消火
.9  霧放射器及び噴霧ノズル、乾燥化学薬品粉末又は泡放射器による油火災の消火

 〇「防火と消火(オプション付)」上記「防火と消火」に以下の項目を加えた内容
  STCWコードA部の表A6-1-2より以下の項目に関する座学及び実技
  (以下の項目は船内訓練及び履歴での証明が可能)
.2  自蔵式呼吸具の使用
.7  煙の充満した閉鎖区域における自蔵式呼吸具を装着しての消火活動
.10 煙の充満した区域において呼吸具を装着しての救助の実施

*開講に関する詳細は当機構HPをご覧下さい。

消火訓練施設全体

消火訓練用コンテナ

お問い合わせ

企画調整部 研究国際課
電話:045-211-7313(平日9:00~17:00) FAX:045-211-7317

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