実習内容
海上実習
座学で学んだ内容を基に、実際に船を動かすことで総合的に知識・技術を習得します。本校には校内練習船として「はりうす」(総トン数43トン)があります。小さいながらも、大型船並みの航海計器、甲板機器を備えています。普段は小樽港内で行っていますが、年に1,2度は近隣の港への長目の航海を行い慣海性を養います。また、小型船舶2艇、カッター1艇もあり、これらの船艇を使用して船の大きさによる違いも学びます。
さらに、ARPAシミュレーター室に船の船橋と同じ計器類を設置し、モニターには視界を再現することによって模擬操船の実習も行っています。
航海実技
船舶で必要な作業(係船、荷役、船体整備等)に関する知識技術を、実技を通して学びます。内容は、ロープワーク、アイスプライス、さび落とし、塗装、旗りゅう信号等で、航海関係実務を安全かつ効率的に実施する能力を習得します。
練習船航海実習
大型練習船において合計6ヶ月間の乗船実習が行われます。練習船士官の指導の下、日本国内を航海し、長期の船内生活を経験します。乗船中は学生各々も職務を担い、運航技術や船体保守整備を学びます。また、日本各地を訪れるので、寄港地での上陸も楽しみの一つとなっています。
お問い合わせ
国立小樽海上技術短期大学校 教務課
電話:0134-31-5533(平日9:00~17:00) FAX:0134-32-1511