第4実習実験棟 適応操舵システム実習室
オートパイロットシミュレータ
オートパイロット(自動操舵装置)は人の手を煩わすことなく、船が目標の針路に向くように舵の動きを制御する装置です。
実船では船橋で操舵スタンドのホイールを回し、信号が伝達され、遠く離れた操舵機室で舵が動くため、全体の動きを理解することは難しくなっています。そこで、このシミュレータは操舵スタンドの近くに操舵機室を再現し、全体的な動作を確認できるようになっています。
また、この装置では模擬断線を起こすことでトラブルを発生させ、それに対応する訓練もできるようになっています。
その他、操舵スタンド内には実機のジャイロコンパスが組み込まれており、実船と同様にジャイロコンパスの保守作業の訓練も可能です。普段は見ることのできない、ジャイロ球内部のカットモデルも用意されています。