カリキュラム
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
本校は、内航船舶職員として勤務するに必要な能力を養うため、次のような教育課程及び指導方針によって教育を行います。
◇ 四級海技士(航海)及び内燃機関四級海技士(機関)の海技士国家試験に合格できる水準の専門教育及び免許取得に必要な
海技免許講習の教育を行う
◇ 航機両用教育により、少人数で運航する内航船に必要な総合的対応力を養う
◇ 9カ月間の練習船航海実習を通して慣海性を養うとともに、船舶運航の実践力を育み、船員としての行動習慣の習得を図る
◇ 学生寮で、船内生活に準じた団体生活を経験することにより、協調性、自立性、責任感、リーダーシップ等、
船員に必要とされる資質を養う(男子寮のみ)
◇ 内航船乗船体験(インターンシップ)、海技者セミナー(合同企業説明会)、業界団体との意見交換会等により、
船舶運航の実務に対する理解を深め、就業後のミスマッチの解消を図る
◇ 学校行事、地域行事、海事広報活動及びオープンキャンパス等の活動に積極的に参加することにより、多様な世代と
意思疎通を図り、自分の考えを分かりやすく説明できるようなコミュニケーション能力を養う
授業風景
専修科 授業内容及び単位数
必修科目 | 授業内容 | 単位数 |
航海 | 航海士に必要な知識である「航法」や「航海計器」などについて学びます。 | 8 |
運用 | 船の構造や操船など、船舶を安全に運用することについて学びます。 | 5 |
海事法規 | 船舶の運用に必要な海上交通などに関する法規を学びます。 | 3 |
海洋気象 | 海上気象および海象並びに気象観測に関して学びます。 | 1 |
電気電子工学 | 船舶の電気及び電子機器の取り扱いに必要な基礎を学びます。 | 4 |
機械工作 | 船内にある工具の使用方法や機械材料などについて学びます。 | 2 |
計測制御 | 船内で使用されている自動制御装置について学びます。 | 2 |
情報技術 | 船舶に装備されている情報機器の概要を学びます。 | 1 |
船用機関 | ディーゼル機関やボイラ等の構成及び作動について学びます。 | 7 |
内航海運実務 | 日本の海運や海上物流など船員に必要な内航海運に関して学びます。 | 1 |
海事英語 | 船舶で必要とされる基本的英会話について学びます。 | 1 |
実習・航機実技 | 係船に必要なロープの取扱い方や機関の運転及び保守整備について学びます。 | 4 |
実習・海上実習 | 船舶の運航、機関の運転や取扱いについての技術を習得します。 | 7 |
実習・総合訓練 | 救命講習及び消火講習に関しての知識と技術を習得します。 | 1 |
選択科目 | 授業内容 | 単位数 |
海運実務英語 | 船員職員として必要となる英文読解及び実戦的な英会話について学びます。 | 1 |
航海特論 | 天測による船位の決定や船体の復原力など航海に関することを学びます。 | 0.5 |
機関特論 | ディーゼル機関の性能曲線や熱勘定など機関に関することを学びます。 | 0.5 |
単位認定科目 | 授業内容 | 単位数 |
卒業研究 | 自分で研究テーマを決め、研究結果を発表しその評価によって単位が認定されます。 | 1 |
乗船体験実習 | 内航船等に乗船しレポートの評価によって単位が認定されます。 | 1 |
三級海技士試験・筆記 | 三級海技士国家試験(筆記試験)の合格によって単位が認定されます。 | 3 |
特別教育活動 | 授業内容 | 単位数 |
特別教育活動 | 調理教育やしまなみウォークなど学校行事を通じて集団生活について学びます。 | 1 |
練習船航海実習 | 授業内容 | 日数 |
練習船航海実習 | 日本丸や大成丸などの大型練習船に乗船し、船舶運航に必要な知識・技術を習得します。 | 9ヶ月 |
ディプロマ・ポリシー(卒業認定の方針)
本校は、教育目標に定める人材を育成するため、所定の期間在学して出席し、専門分野に関する知識・技能及び資質を身につけ、次の要件を満たした者に卒業を認定します。
◇ 全ての必修科目の単位の認定を受けること
◇ 卒業に必要な選択科目又は単位認定科目の単位の認定を受けること
◇ 練習船航海実習を修了すること
お問い合わせ
国立波方海上技術短期大学校 教務課
電話:0898-41-5278(平日9:00~17:00) FAX:0898-41-5038