校長挨拶
本校は、国土交通省所管の独立行政法人海技教育機構が運営する学校で、創立以来80年となる長い歴史と伝統を持つ学校です。
昭和19年2月1日、現在の愛知県高浜市に、戦中戦後の船員不足を補う役目を果たすため、運輸逓信省の船員教育機関として本校の前身である高浜普通海員養成所が設置されました。その後、昭和34年の伊勢湾台風の襲来により校舎や生徒寮などが壊滅的な被害を受け、昭和35年に静岡県清水市(現在の静岡県静岡市清水区)に移転し、清水海員学校と改称しました。さらに平成13年には、現在の国立清水海上技術短期大学校と改称し、高等学校卒業者を対象とした、四級海技士(航海)及び内燃機関四級海技士(機関)の両方の資格を取得できる修業年限2年の学校となりました。
本校の目的は、国内航路の船舶(内航海運)を運航する船員を養成することです。卒業後は、貨物船やタンカー、タグボート及び作業船、フェリー並びに旅客船、また、消防艇といった官庁船など多岐にわたって活躍の場があります。将来的には、航海士もしくは機関士の職務を経て、船の最高責任者である船長もしくは船の心臓部にあたる部分の最高責任者である機関長へと成長して行くことになります。
四方を海に囲まれた我が国日本にとって、船舶を利用した海上における物流輸送は、なくてはならない貴重なライフラインであり、皆様の身の回りの品物やそれらを作り出す原材料の多くを船舶が運んでいます。
しかし、近年、船員不足が深刻となっていることから、船舶の運航に携わる船員は、貴重な人材であり、宝とも言える存在です。
どうぞ皆様、本校のホームページやVR学校見学へと駒を進め、「船員」を将来の職業の選択肢としてみませんか。
国立清水海上技術短期大学校
校長 宮野 将之
お問い合わせ
国立清水海上技術短期大学校 教務課
電話:054-334-0922(平日9:00~17:00) FAX:054-334-3400