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東北大・JMETSが共同研究(レジレエンス)の検討を開始

2016年06月30日

 6月29日(水)、東北大学大学院工学研究科技術社会システム専攻/量子エネルギー専攻の高橋信(まこと)教授のグループが、東京港に停泊中のJMETS練習船「日本丸」及び「青雲丸」を訪問し、同大学との共同研究を視野に入れた見学をしました。

 同研究グループでは東日本大震災後、「人が大災害等の異常な状況下で心理的にどのように行動するか」というテーマにより、これまで原子力発電所の技術者や陸上の鉄道運転士、航空機の操縦者について「複雑なシステムのオペレータが、不測の事態が起こったときに冷静に対処する能力」等に着目し研究を進めてきましたが、今回は特に空陸に続き「海のシステムオペレータ」すなわち船員を対象とすることを次の研究テーマと捉え、実際の商船に近い形態の船舶を複数運航しているJMETSとの共同研究を検討している次第です。

 一行は、練習船内では船橋、機関室、居住区等のほか「操船シミュレータ」、「機関室シミュレータ」を見学、実際の操作等も体験し、担当者から概要説明を受けました。

 JMETSでは、統合を機に研究部門が海陸一体となった研究システムが構築されたことから、今後も積極的に外部との連携を図って研究の成果を上げていきたいと思います。

東北大学高橋教授研究チーム(日本丸の前で)

 ※ レジリエンス(resilience):
 物理学の「外力によるゆがみを跳ね返す力」をいう。心理学では「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」とも訳され、「精神的脆弱性」の対義語とも言われている(wikipediaより)。


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