海技教育機構では、「船舶の運航に関する高度の学術及び技能並びに航海訓練に関する研究を行うこと。」と独立行政法人海技教育機構法第十一条第一項第二号に定められております。この遂行のために当機構では海技大学校等と練習船隊が相互に連携・協力し、人的・設備的資源をフル活用して研究テーマに取り組んでおり、他の研究機関、官公庁や会社等との研究にも積極的に取り組んでおります。
当機構の取り組む研究テーマは次の区分に該当する内容としています。
(1) 船舶の運航における高度の学術及び技能に関する研究
(2) 練習船を用いた教育及び航海訓練に関する研究
(3) 船員の教育訓練に関する研究
(4) その他海技及び海事に関する調査研究
また、研究は次の形態をとって進めてまいります。
(1) プロジェクト研究 教育若しくは訓練又は船舶の運航若しくは技能に関して教育への
フィードバックを念頭に置き、機構内において組織横断的に取りまとめる研究です。
(2) 独自研究 機構内における研究者及び指導者を育成するための研究です。
(3) 共同研究 機構の研究を促進するために他の研究機関と共同して行う研究です。
海事産学界との連携を深め、当機構の持つ研究リソースをより活用するため、
国内外の大学・高専、研究機関、民間船社と実施します。
(4) 受託研究 機構が官公庁又は会社等からの委託を受けて行う研究です。