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JMETS国立小樽海上技術学校で事業者が講演会

2018年02月15日

~ 内航タンカー業界の職場環境について                理解を深めるため ~

 平成30年2月6日(火)、国立小樽海上技術学校において、全国内航タンカー海運組合が主催し、加盟会社が訪問して業界の説明を行う、「内航タンカーの業界説明」という名の講演会が開催されました。

 これは、内航船員が不足する中、特に積荷の性質上から特別な資格を求められたり、規制の厳しいタンカーが、若者から敬遠される傾向にあることから、現役船員から内航タンカーの労働環境や処遇・待遇等を説明し、正しい知識を持ってもらうことを目的としています。

 この日、小樽校を訪問したのは5社(三興運油(株)、昭和日タンマリタイム(株)、鶴見サンマリン(株)、国華産業(株)、幸洋汽船(株))で、全国内航タンカー海運組合事務局が同行し、1、2年生56名(うち女子2名)に対し講演が行われました。

 講演の冒頭、内タン組合作成のDVD「内航タンカーはいま、若い力を求めています」を上映後、各社それぞれが自社の概要や運航する船舶の概要等を順番に説明しました。。

 説明の中では、「危険物を積載するため、海技資格以外の特別な資格や訓練が求められ、また、乗船中には火気の使用制限等色々な制約もあり窮屈な職場という印象もあるが、船の職場であればどこも同じ。特別な手当も支給され、タンカーで積んだ経験は、必ず他の船でも活かすことができるのでチャレンジをしてほしい。」という内容の説明がされました。

 また、一人の生徒から「一番大切なことは?」という質問が出た際には、「乗組員同士の年の差はあるが船内ではコミュニケーション能力が欠かせない」とアドバイスして下さった先輩の言葉に、生徒たちは皆注意深く耳を傾けました。

 終了後の生徒たちの感想は「将来タンカーに乗りたいと考えていたので参考になった」「Wifi等、船内の環境が改善されていることがわかった」「それぞれの会社の良いところや違いがよくわかった」「今日の話を聞いてタンカーの魅力を知ることができたので、進路を考え直したい」等々で、講習の成果を表す意見を聞くことができました。

 JMETSでは、今後も事業者等関係者との意見交換を通じて、ニーズを把握し教育訓練の充実を図ってまいります。

講師の説明に熱心に耳を傾ける生徒たち

生徒の質問に答える講師

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