JMETS練習船銀河丸で外航船社視察会を実施しました
2019年11月25日
JMETS(海技教育機構)は、令和元年11月19日(火)~21日(木)、福山港から名古屋沖へ航海中の練習船「銀河丸」(船長:菊池章友)において、外航船社視察会を実施しました。
【外航船社視察会概要】
企 画:一般社団法人 日本船主協会
目 的:練習船実習の現状の確認及び実習に対する意見聴取
船社の実情に関する講演を通じ、船舶職員志望の実習生への動機付けを促す
参加者:株式会社商船三井(機関長) 飯野海運株式会社(二等機関士)
JXオーシャン株式会社(一等航海士) 日本船主協会(書記) 合計4名
内 容:部署作業(出港・仮泊・抜錨時)、航海当直見学、実習生への講演、
職員との意見交換会
実習生:神戸大学3年生 航海科37名(うち女子5名) 機関科29名(6名)
高等専門学校4年生(富山・鳥羽・大島・広島・弓削)機関科90名(6名)
合計156名(17名)
参加者の感想(視察総評):
「(訓練内容、訓練手法及び設備については)現時点では問題ないと考える。今後は電子化が更に進むことが予想され、電子制御機関やスマートコミュニケーター等の取扱いも早めに検討が必要と思われる。」
「新人社員には、自身で考え、行動が出来ることを求める。(実習生には)社船がどのような人材を欲しているかをアピールした方が、モチベーション向上につながると思われる。」
「今回の視察で“最近の若者”を少し理解できた。JMETSが教育手法を変えたように、当社も変わる必要がある。」
「是非会社の船(社船)にも教官の方に乗ってみて欲しい」等
講演では、実習生も実際の船社の方の話を聞くことで、将来のイメージをより明確にさせることができたようです。今回いただいた貴重なご意見は、今後の学校教育や訓練実習に生かし、業界ニーズに応えていきたいと思います。
【練習船「銀河丸」の概要】
船 名:銀河丸(ぎんがまる)
総トン数:6,185トン
全 長:116.40 m
船 長:菊池 章友(きくち あきとも)
機 関 長:井上 尚則(いのうえ ひさのり)
乗 組 員:船長、機関長ほか47名
抜錨時部署作業視察
実習生への講演
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