練習船「大成丸」が別府で内航海運事業者視察会を開催
2020年01月20日
JMETS(独立行政法人海技教育機構)は、令和2年1月16日(木)、別府港に停泊中の練習船「大成丸」(船長:岡村知則)において、本年度2回目の内航海運事業者視察会を開催しました。
【内航海運事業者視察会概要】
目 的:内航海運事業者を対象に、実習訓練状況を紹介するとともに意見交換会を開催し、
実習訓練の改善及び質の向上を図る。
参加者:船社5社10名、九州運輸局2名、大分運輸支局2名 計14名
内 容:1.実習状況視察
航海系 ①甲板機械取扱実習 ②ロープワーク
③体操指導・安全指導 ④操舵実習 ⑤航海当直実習
機関系 ①船内工作設備・工具取扱 ②弁構造・シール材取扱 ③発電機原動機発停
④主機暖冷機・ポンプ発停 ⑤機器配置調査
2.意見交換会
実習生:海上技術学校(館山、唐津、口之津)本科3年生 104名(うち女子2名)
参加者の感想として「シミュレーターなどを活用し様々な条件下での練習を積むことができている。」「基本の基本である挨拶からスタートし心身を鍛えることができている。少人数ごとに学べる環境があるのは非常に有意義だと感じた。」「実習生に対して充分な教員数だと感じた。」「実習終了時の姿を再度見てみたい。」などの声をいただいたほか、新人船員に求めるものとして、「コミュニケーション能力」「協調性」「礼儀正しさ」などに加え「新しいことを学ぼうとする意欲」が挙げられました。
今回いただいた貴重なご意見は、今後の学校教育や訓練実習に生かし、業界ニーズに応えられる船員教育を行ってまいります。
<練習船「大成丸」の概要>
船 名:大成丸(たいせいまる) 総トン数:3,990トン 全 長:91.28 m
乗組員:船長、機関長ほか 42名
甲板機械取扱実習視察
航海当直実習視察
意見交換会
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