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当機構職員が、国際海事機関(IMO)第4回航行安全・無線通信・捜索救助小委員会(NCSR4)の審議に貢献

2017年03月14日

平成29年3月6日から10日の日程で、英国・ロンドンの国際海事機関(IMO)において、第4回航行安全・無線通信・捜索救助小委員会が開催され、86の国および地域、9の政府間機構、26の国際機関の代表が参加しました。

当機構職員は、船員に対する教育訓練及び船舶運航技術の専門的な知見、経験を遺憾なく発揮し、「GMDSSの近代化計画」の審議において、船員からの観点を小委員会の議論に反映することで、その審議の進展に貢献しました。

JMETSからの出席者
(巣籠大司)

今回の会合の主なトピックは次のとおりです。

○GMDSS(海上遭難・安全システム)近代化計画案
(背景)
25年以上前の技術を前提に構築され、これまで大きな見直しがなされていなかったGMDSS(Global Maritime Distress and Safety System:海上遭難・安全システム)について、システム全体の維持・安全性向上を目的とする見直し着手の必要性について検討することが2009年のMSC 86にて承認されました。それ以降、検討が進められ、2014年に開催されたMSC 94において、今後の見直しに関する総論及び方向性が取りまとめられました。
今次会合ではGMDSS近代化計画案を最終化することが求められていました。

(今次会合の審議結果)
今次会合では、前回会合後に設置された会期間通信部会(CG)において審議されたGMDSS近代化計画案を基に審議が進められました。

我が国は、日本船舶技術研究協会(JSTRA)の「次世代GMDSS検討プロジェクト」にて実施した「NAVDAT※の通信範囲に関するシミュレーション」の結果を情報文書として小委員会に紹介すると共に、プレゼンテーションを行い、参加国に対してNAVDATの有効性に関する検証の重要性を訴えました。

また、同会の「e-navigationシステム検討プロジェクト」として日本船主協会、日本内航海運組合総連合会及び日本旅客船協会の協力のもと当機構が実施した「航海計器の利用アンケート調査」にてGMDSS関連機器を含む航海計器に対する利便性の向上が不可欠であることが明らかとなったことに基づき、我が国からGMDSSの近代化に際しては利用者の利便性についても十分配慮した性能要件とするべきとの意見を表明しました。

複数の国から賛同を得た結果、小委員会はこれら2つの意見に合意し、それらを反映したGMDSS近代化計画案を最終化しました。今後は、最終化されたGMDSS近代化計画に基づきSOLAS条約を含めた関連規則の改正案の検討をしていくこととなりました。

※ NAVDAT: テキスト配信のみのNAVTEX(航行警報テレックス)に代わり、デジタル方式でのデータ配信の受信も可能な機器。

当機構では、今後とも航海士にとって使いやすいGMDSS関連機器の性能基準の策定に積極的に関与し、最終的には機器毎の習熟に係る負担を軽減することができるよう、ユーザーインターフェイスの統一等を視野に入れた調査研究を進めていきたいと思っております。

お問い合わせ

上級教育・研究国際部 国際課
電話:045-212-0005(平日9:00~17:00) FAX:045-211-7317

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