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国際海事機関(IMO) 第100回海上安全委員会(MSC100)の審議に貢献

2018年12月13日

平成30年12月3日から7日の日程で、英国・ロンドンの国際海事機関(IMO)において、第100回海上安全委員会が開催されました。
当機構職員は、船舶運航及び海事教育訓練の専門的な知見を活用し、船員や運航関連の審議を主導するとともに、委員会における審議に積極的に貢献しました。
今回の記念すべき委員会では、記念フォーラムが開催されるとともに、英国王室Her Royal Highness The Princess Royal(アン王女殿下)が、委員会の審議状況をご視察されました。今次会合では、以下の内容について主に審議がなされました。

(1) 船員の疲労に関するガイドラインの承認
本年7月の第5回HTW小委員会で最終化された非強制の「船員の疲労に関するガイドライン改正案」が承認されました。

(2) 自動運航船の国際ルールの策定
現行基準の改正の要否、新たに必要となる基準等についての検討(Regulatory Scoping Exercise:RSE)が前回会合から開始されています。RSEのフレームワークが確定し、第一段階として、自動運航船に適用する又は適用しないIMO規則の特定を行い、その後、第二段階として、自動運航船の運航に対応するために最も適切な方法を定めるための分析を行うことが合意されました。
また、同フレームワークにおいて、第一段階の作業を2019年9月頃までに完了し、第二段階の作業をMSC 102(2020年5月予定)までに完了するというタイム・スケジュールが合意されました。
さらに、これらの作業を有志国で分担して行うこととなり、我が国はSOLAS条約の一部、COLREG条約、STCW条約及びSTCW-F条約の検討を主導するなど、同作業へ積極的に貢献することとなりました。その中でJMETSは、国内関係者とともにSTCW条約、STCW-F条約の作業を担当します。

今次会合全体の会議内容につきましては、国土交通省海事局のプレスリリースをご覧ください。

なお、この会期間中にイムIMO事務局長がJMETS監修のUW手ぬぐいを自ら手に持ってPRして下さいました。

出向者を含む当機構からの出席者

JMETS監修UW手ぬぐいをPRするイムIMO事務局長

お問い合わせ

企画調整部 研究国際課
電話:045-212-7317(平日9:00~17:00) FAX:045-211-7317

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