JMETS練習船5隻が神戸港にて修了式・下船式を行いました

　　

◯　今年度の乗船実習は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、4月から6月末まで中断を余儀なくされましたが、7月から順次再開いたしました。
◯　今回の乗船にあたっては、機構独自の新型コロナウイルス対策ガイドラインを作成し、実習生と乗組員双方に乗船前2週間の行動記録と、健康観察を指示しました。乗船日には、できる限り公共交通機関の使用を避け、各校から港までバスをチャーターするなどして、感染防止に努めました。また、乗船実習中は、整列を複数箇所に分散する、教室の定員を半分にして交代制で講義を行う、食堂の机にビニール製の仕切りを付ける、食事時間を入れ替え制にする等の工夫を行い、上陸日も外泊を禁止するなど、極力ウイルスを船内に持ち込まないように努力しました。その結果、乗船実習期間中一人の感染者も出さず、567名の実習生全員が無事に下船することができました。
◯　日本丸の修了式では、船長から実習生に「君たちが、日本人の衣食住を支える海運業界で、船員という職業を通じて大いに活躍することを、日本丸は期待し応援しています。」との訓示がありました。また、乗船実習中の成績・行動面で特に優れた実習生9名に対し、（公財）海技教育財団より表彰が行われました。実習生はこの後、それぞれの道へすすみます。