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未報告の国際規制物資の発見について

2022年06月28日

 令和2年9月10日、海技大学校第一実習実験棟の耐震工事に伴う調査の結果、小瓶に入った国際規制物資である酢酸ウラニル(25 g瓶)1本を未開封状態で発見しました。
 当該物資について原子力規制庁に報告を行い、令和4年6月3日、使用許可及び計量管理規定の認可を受けましたので、以下ご報告いたします。

 今回発見された国際規制物資は、昭和30 年~40年代に購入されたものと思われますが、当時は規制対象外の研究用試薬でした。その後、昭和52 年に関係法令が改正され、国際規制物資として規制の対象となり、国の許可の下において管理が必要となりました。本来、その時点で届け出る必要がありましたが、今回発見された国際規制物資は教員間の引き継ぎがなされておらず、その存在が認識されておりませんでした。その結果、使用されることもなく今日に至ったものと考えられます。

 厳重な管理体制の下で保管されるべき国際規制物資が、未許可・未管理の状態で発⾒されたことに加え、事実確認、関係機関への報告及び対応の調整に時間を要したことを深くお詫び申し上げます。

 なお、当該物資は既に許可を受けた保管庫に移動しており、計測の結果では人体に健康被害のある放射線量は測定されておりません。

 今後は、各種法令に基づき当該物資を適正に管理するとともに、国際規制物資を含めた物品の厳正な管理・手続について教職員への周知徹底を図ります。加えて安全管理マニュアルの見直しを行い、再発防止に最善を尽くして参ります。

 (詳細は別紙のとおり。)

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