二代目“かざはや”誕生
2023年02月03日
~YouTubeで進水式の様子をご覧いただけます~
令和5年2月1日(水)、海技教育機構(以下「JMETS」)が東洋造船鉄工株式会社に発注した校内練習船二代目“かざはや”の進水式が、福岡県北九州市で執り行われました。
本船は国立清水海上技術短期大学校で28年間校内練習船として任務に就いた“かざはや”の二代目となります。今後3月20日(月)に同校へ引き渡され、4月7日(金)の入学式以降、海上実習に使用する予定です。
校内練習船での実習は、教室で学んだ船舶の運航や、機関の運転等をすぐに実践することにより、より理解を深めるとともにシーマンシップを養い、船舶を安全に運航する能力を育てることが可能となります。
“かざはや”は激甚化・頻発する自然災害に対応するため、災害時に物資の積み卸しができるクレーンを搭載しております。海上からの物資輸送や被災者等の移動手段として活用することにより、船員養成のほか、災害時の地域支援にも取り組んでまいります。
神事式では、松瀬国立清水海上技術短期大学校後援会会長による命名の儀や、JMETS田島理事長らによる玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われ、招待された80人の小学生や見学者へ向けて餅まきも行われました。続いての進水の儀では、五十嵐国土交通省大臣官房審議官と国立清水海上技術短期大学校の学生により支綱が切断され、紙吹雪が舞う中、“かざはや”がゆっくりと海へその船体を浮かべました。
島国である日本では、貿易を担う外航海運と国内物資輸送を担う内航海運が、わが国の経済、ひいては国民生活に大きな役割を果たしています。JMETSは、船員養成の核として更なる機能強化を図り、海上輸送を支える優秀な船員の養成に取り組んでまいります。
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