「銀河丸」がシンガポールに向け出航しました

2023年08月15日

　　　　　 　～東京港から４年ぶりの遠洋航海～

　独立行政法人海技教育機構（JMETS）の練習船「銀河丸」が、令和5年8月10日(木)、東京港からシンガポールへ向け遠洋航海に出航しました。外地への遠洋航海はコロナ禍で中断を余儀なくされていたため、銀河丸としては４年ぶりの再開となりました。

　シンガポール港は、世界でトップの座を競うアジア最大級のハブ港であり、その航路はわが国との主要な貿易ルートに当たります。この遠洋航海における様々な実習訓練や経験を通じて、船舶の運航、機関運転および保守に関する技術を習得し、シーマンシップや長い航海を一丸となって乗り切る結束力を学びます。シンガポール停泊中には、Port Operations Control Centre（シンガポール港湾運用管理センター）を見学するほか、銀河丸が主催するレセプションには、日本大使館やMPA（シンガポール海事港湾庁）の関係者などの出席が予定されています。

　出航式で国土交通省海事局長、JMETS理事長からの訓示を受けた実習生達は、見送りに来た保護者達に、登舷礼（とうげんれい）で敬意を表し、銀河丸は消防艇による歓送放水を受けながら、約1か月の遠洋航海に出港しました。

　【銀河丸遠洋航海概要】
　　乗組員：船長、機関長ほか52名
　　実習生：富山高等専門学校38名（5名）、鳥羽商船高等専門学校27名（3名）、
　　　　　　大島商船高等専門学校29名（2名）、広島商船高等専門学校36名（4名）、
　　　　　　弓削商船高等専門学校29名（1名）、海技大学校14名（1名）　　　　　　
　　　　　　※（　）は、女子実習生の内数　

　【航海スケジュール】
　　　8月 10日（木）14：00　東京港発
　　　8月 23日（水）10：00　シンガポール着
　　　8月 28日（月）14：00　シンガポール発
　　　9月 8日（金）10：00　大阪港着
　　　※航海予定は天候やその他の事由により変更となる場合があります。

UW旗で見送る人たちに登舷礼で敬意を表す実習生たち

消防艇の歓送放水を受ける銀河丸