帆船「日本丸」がシンガポールに向け出航しました

2024年01月09日

　　　　　 　～神戸港から4年ぶりの遠洋航海～

　独立行政法人海技教育機構（JMETS）の帆船「日本丸」が、令和6年1月6日(土)、神戸港からシンガポールへ向け遠洋航海に出航しました。外地への遠洋航海はコロナ禍で中断を余儀なくされていたため、日本丸としては4年ぶりの再開となりました。
　シンガポール港は、世界でトップの座を競うアジア最大級のハブ港であり、その航路はわが国との主要な貿易ルートに当たります。この遠洋航海における様々な実習訓練や経験を通じて、船舶の運航、機関運転および保守に関する技術を習得し、長い航海を一丸となって乗り切る結束力を学びます。シンガポール停泊中には、Port Operations Control Centre（シンガポール港湾運用管理センター）を見学するほか、日本丸船長が主催するレセプションも予定されています。
　出航式で国土交通省神戸運輸監理部長、JMETS理事長からの訓示を受けた実習生達は、見送りに来た保護者達に、登舷礼（とうげんれい）で敬意を表しました。そして日本丸は帆船「海王丸」や神戸港に集まった方々にも見送られ、約1か月の遠洋航海に出港いたしました。なお、神戸港からの出航も4年ぶりのことです。

　【日本丸遠洋航海概要】
　富山高等専門学校20名（7名）
　鳥羽商船高等専門学校22名（4名）
　大島商船高等専門学校17名（1名）
　広島商船高等専門学校20名（6名）
　弓削商船高等専門学校20名（1名）
　　※（　）は、女子実習生の内数

　【日本丸概要】
　総トン数：2,570トン、全長：110.09m　
　航海速力：13.20ノット
　進水日：1984年2月15日
　乗組員：船長、機関長ほか47名

　【航海スケジュール】
　1月 6日（土）14：00　神戸港発
　1月 19日（金）10：00　シンガポール着
　1月 24日（水）10：00　シンガポール発
　2月 8日（木）11：00　東京港着
　※航海予定は天候やその他の事由により変更となる場合があります。