JMETS海技大学校においてミクロネシア水産海事学校の教官に対し研修を実施しました

2024年02月27日

～ミクロネシア連邦向け技術協力「水産海事学校能力向上プロジェクト」の一環として～

　独立行政法人海技教育機構（JMETS）は、独立行政法人国際協力機構（JICA）の協力依頼を受け、高度な海事人材を養成するための教員の能力強化等が課題となっている「ミクロネシア短期大学付属ミクロネシア連邦水産海事学校」の教官に対し、教員の知識及び技能の向上を図ることを目的に四級海技士相当の教育手法を教授する研修を1月22日（月）から2月16日（金）まで実施しました。
　本プロジェクトは、ミクロネシア連邦の技術協力の要請を受け、五級海技士相当のカリキュラム（航海・機関）の改善、四級海技士相当のカリキュラム（航海・機関）の開発及び教員の能力強化等を目的に、JICAにおいて2021年から実施されています。
　新型コロナウィルス感染症に係る水際措置が終了した本年度、JMETSでは、本プロジェクトの一環として、海技大学校において研修を実施することとなりました。
　研修生は、2月16日（金）、無事に海技大学校のカリキュラムを修了し、今後、それぞれの持ち場で習得した教育手法を発揮して指導に携わることとなります。
　JMETSでは、今後も国際協力の要請に応え、優秀な船員の育成のため、効果的な教育訓練に取り組んで参ります。

【ミクロネシア 水産海事学校能力向上プロジェクト研修の概要】
　日　程：令和6年1月22日（月）～2月16日（金）
　場　所：海技大学校（兵庫県芦屋市）
　研修生：航海科4名、機関科2名
　教科目：教育概論、日本の船員教育事情、専門学（航海・機関）、練習船海技丸実習、
　　　　　模擬授業等
　効　果：基本的な授業の進め方、使用教材、指導上のポイント等の習得