一般大学等を卒業後に船員になる夢を叶えます!
2024年03月28日
~海技大学校の3級海技士養成課程の入学資格を見直し~
四面を海に囲まれた日本では、外航海運が貿易量の99.6%を担っています。国内に目を向けると、内航貨物船が鉄鋼・石油製品等の輸送の約8割を担うとともに、内航旅客船が地域住民の移動・輸送手段として不可欠なインフラとなっています。
外航船・内航船を安全に運航するための高度な専門技術を有する日本人船員なくして、日本の経済活動や国民生活は成り立ちません。
国土交通省所管の独立行政法人海技教育機構(JMETS)は、日本最大級の船員養成機関として、全国8校の学校と、5隻の大型練習船を擁し、座学教育と練習船実習を一貫的に実施しています。
海技大学校(芦屋市)には、外航船や大型内航船の船員になるための3級海技士の免許を取得できる海上技術コース(専攻)を設けています。このコースは、海運会社に雇用されていることを入学資格としてきたところですが、令和7年4月の入学生より、これを撤廃します。
国内では初めて、一般の大学・短大等を卒業後に、海運会社に雇用されていなくても、大型船の船員になれる道を開きます。また、海運事業者の皆様にとっても、幅広いソースから船員指向の高い人材を確保できるようになります。
- (募集要項) (PDF形式:472KB)
<ご参考> 海技大学校海上技術コース(専攻)の特徴は、以下のとおりです。 |
■修業期間・定員
2年6ヶ月(令和7年4月~令和9年9月)・10名程度
■座学教育
海技大学校の学生寮に入寮可
海技士の免許取得に必要な法定講習(救命、消火、英語 等)も修了可
このほか、無線従事者免許の取得など、船員として必要な知識・能力の習得もサポート
■乗船実習
大型練習船において、合計12ヶ月の乗船実習(外国への遠洋航海を含む。)を実施
■就職活動
就職活動のスケジュールに配慮して乗船実習を計画
経験豊富な教員が進路選択及び就職活動を支援
■特典
コース修了者は、3級海技士国家試験の筆記試験免除(身体検査・口述試験のみ受験)
お問い合わせ
海技大学校 教務課
電話:0797-38-6211(平日9:00~17:00) FAX:0797-32-5955