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水先教育センター開所十周年記念式典を開催しました

2024年06月04日

 水先教育センターは、水先人養成の充実・組織強化のため平成26年に開所し、本年で10周年を迎えました。JMETS((独)海技教育機構)は、令和6年5月29日(水)海技大学校にて開所十周年記念式典を開催しました。

    十周年記念式典の様子

 平成19年4月施行の改正水先法により、等級別免許制や養成制度の新設等、水先制度の抜本的改正が行われ、海技大学校は登録水先人養成施設として水先人養成教育を開始しました。現在の養成課程の種類は、新規養成課程(一級・二級・三級)、進級免許養成課程(二級から一級・三級から二級)、複数免許養成課程(所属水先区以外の水先区免許)、水先免許更新講習があり、講義(座学・演習)、 操船シミュレータ訓練、水先実務修習を行っています。

 記念式典では、来賓の国土交通省 大臣官房審議官(海事)西海重和様より
 「水先制度は、船舶交通の安全を確保する国際制度であり、それを支える水先人の養成に関わる皆様は大変重要な役割を担っておられます。ご来賓の皆様方には、引き続き水先人養成に対するご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。水先教育センターが今後とも優秀な水先人を持続的に輩出して頂くことを心より祈念致します。」とお祝いの言葉をいただきました。

 続いて、日本水先人会連合会 会長 片岡徹様より
 「10年前を思い起こしますと、「水先人の、水先人による、水先人のための教育」をモットーに、国土交通省海事局、学識経験者、日本船主協会をはじめとする関係海事団体のご理解とご協力を得て、新しい教育システムが立ち上げられました。まずは先人のご尽力に敬意を表します。そして、水先教育センターにおかれましては、この10年間、たゆまないご努力により、たとえコロナ禍であっても、教育を中断することなく、今日まで、345名の優秀な水先人を輩出していただきましたことに心から感謝申し上げます。」とのお言葉をいただきました。

 さらに、一般財団法人 海技振興センター 理事長 西村典明様より
 「私どもは水先修業生の皆様へのご支援、シミュレータの設置など施設面のご支援をさせていただいております。それも偏に海運の海上交通の安全のための一助になろうことかと思っております。これから益々20年、30年という形で新しい水先修業生・卒業生の皆様が巣立っていかれるように心より祈念致します。」とのお言葉をいただきました。

 JMETSではこれからも質の高い水先人を育成し、我が国海運の安全かつ効率的な発展に寄与いたします。

◆問い合わせ先
  独立行政法人 海技教育機構 海技大学校 水先教育センター 
   担当:辻・石川 0797-38-6264

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