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先輩からのメッセージ

【学校教員】

下山 拓真 2012年採用 

国立波方海上技術短期大学校 教諭

JMETSに入社した動機
 前に所属していた船社で、海上勤務を一旦終えて陸上勤務をしているときに東日本大震災が起き、世の中が一変したことが自身の将来について思考を巡らすきっかけとなりました。そんな折、何気なくインターネットで船関連の職業を閲覧していると、海技教育機構の教員募集ページにふと目が止まりました。社会基盤である海運業、その海運界で活躍する船員を育てるという仕事に直感的に魅力を感じ、応募を決めました。

仕事のやりがい
 海運業界を支える船員を育てていることはもちろんですが、この仕事のやりがいは、何と言っても生徒・学生の成長を目の当たりにできることだと思っています。そして、自身のがんばりがそのまま生徒・学生の成長につながることです。
 “どのように話したら分かりやすいか”、“どのような資料であれば覚えやすいか”、“どのように実技を見せたら自分でできるようになるか”など、常日頃から試行錯誤の連続で、ときには生徒・学生のためになっていないのではないか、彼らに疎まれる存在になっているのではないかなど、疑心暗鬼に陥ることもあります。
 それでも反省と改善を繰り返し、自分なりに教育に向き合っていく中で、できなかった学生たちができるようになり、乾いたスポンジが水を吸うように、どんどんと知識や技術を吸収してくれる姿にやりがいを感じています。卒業するとき、何人かの学生から「ありがとうございました」の言葉をかけられたとき、全てが報われたように感じることができますし、卒業後に船員として元気に働いていることを知ると、心から嬉しく思います。

ある1日のスケジュール
08:10 出勤
08:25 朝のミーティング
08:30 1時間目:航法1(座学)
09:30 2時間目:情報技術(座学)
10:30~12:20 3・4時間目:航海実技(実技)
12:20 昼休み
13:20~17:00 午後:海上実習(実習)
17:30 翌日の準備をして退勤

JMETSの教員を希望される方へのメッセージ
 毎年、多くの新入生が入学し、卒業していきます。学校行事や実技・実習、クラブ活動や学生寮での学生たちとの交流など、日々変化と刺激がある職場ですから、環境の変化を楽しむことができる人にとっては素晴らしい仕事だと思います。もちろん、将来の海運業界の一翼を担う船員を育てることに情熱を持っている人には最適な職場です。一生懸命に生徒・学生と接すれば接するほど、それに伴う苦労もありますが、それを超えるやりがいを得ることができます。

【海上職員】

藤井 つむぎ 2020年10月採用

練習船 三等航海士

JMETSに入社した動機
 小学生の頃に、練習船海王丸の一般公開を見て、かっこいい、動かしてみたいと思ったのがきっかけで、海運業界に興味を持ち、大学へ進学しました。大学生になり練習船で実習をしていく中で、教官一人ひとりが目の前の実習生や未来の人材教育のために尽力している姿を拝見し、自分自身もそんな教官になりたい、一緒に働きたいと感じたためです。

仕事のやりがい
 自分自身の成長と実習生の成長の両方にやりがいを感じます。
 船を動かす仕事を船務と言いますが、船務面では船の操船技術や自分が運用している航海用具についての知識も入社したての頃は知識が浅く、わからないことも多々ありました。説明書で調べたり、実際の経験を通してできることが増えていき、上司からの信頼を得ることができるようになっていくと、大きなやりがいとともに自分自身の成長を感じます。
 実習生に教える仕事を教務と言いますが、教務面では自分が担当する実習をいかにわかりやすく説明できるかを尽力し、実習資料を作成しています。その実習を通して、実習生が今までできなかったことができるようになる姿を見て、実習生の成長を感じて嬉しくなり、やりがいを得ることができます。
 船務、教務と二つの仕事があるからこそ、大変なこともありますが、その分やりがいも大きなものになっています。

ある1日のスケジュール
05:30 起床
06:30 整列・点呼 体操
06:40~07:30 実習生掃除指導
07:30~08:30 朝食、休憩
08:30~12:00 午前課業(講義、実習、デッキ上での作業)
12:00~13:00 昼食、休憩
13:00~16:30 午後課業(講義、実習、デッキ上での作業)
17:00~17:30 夕食
17:30~19:45 休憩(実習生との交流、本を読んだり、先輩とお菓子食べながらお喋りしたり)
1945~2000 実習生巡検諸当番指導
2000~2030 巡検
2030~22:30自由時間(入浴、翌日の準備等)
22:30 就寝

休暇中の過ごし方
 長期休暇では私は旅行が好きなので、旅行に行っています。休暇の時期があらかじめ知らされているため、友人や家族との計画が立てやすく、休みも3ヶ月と長いため海外旅行にも行くことができます。コロナ禍もありましたが、私は入社して今までのうちに4カ国に行きました。
 ほかにも旅行だけでなく、新しい趣味にも挑戦しやすく、私は前回の休暇からゴルフを始めました。乗船中も同じ趣味の乗組員さんと入港中にラウンドをご一緒することが今の目標です。
 船で働いているため家を長く空けてしまいますが、休暇中は毎日家族との時間を作れるため、家族孝行もしています。

入社を希望する学生へのメッセージ
 練習船の教官という仕事は、船を動かす仕事と実習生に教える仕事、この2つの仕事を同時にできるのが大きな魅力であると思います。船も動かしてみたいし、教育にも携わりたい。という人にとってはぴったりの仕事です。そして、長期の休みが保証されており、年間の配乗計画をあらかじめ知ることができるため、先々の旅行の計画なども立てやすいです。仕事に何を求めるかは人それぞれですが、やりがいや長期休暇を求めている人には合う職場だと思います。



桐畑 崚吾 2022年10月採用

練習船 三等機関士

JMETSに入社した動機
 私自身、大学に入り、船舶実習に参加するまで、海技士という存在すら知りませんでした。いい経験になるだろうくらいの感覚でしたが、実習を通じて船舶の機関士の魅力を知り、機関士を志すようになりました。私もそうでしたが、周りにも実習を経て、機関士を志すようになった者も多くいました。そういったことから、人の将来すら変える、この機構の練習船職員に憧れを抱きました。自分がそうであったように、一人でも多くの人に船員の魅力を伝え、日本の基盤である海運業を人材育成の面で支えたいと思い志望しました。

仕事のやりがい
 練習船では、船舶の機関士としての「船務」と、実習生の指導教官としての「教務」の2種類の仕事をしています。
 現在、船務として任されているのが、補機器、電気装置、ボイラといった、主機関や発電機関連を除くほぼ全ての機器の点検・整備作業です。船の動力でなくとも、担当機器のどれもが船舶の運航や、船内生活を支えるものばかりです。まず、それらが任せられているということに誇りをもって業務にあたっています。特に、機器にトラブルがあった際に、その原因の可能性を洗い出し、調査や検証によって原因を特定して対処し、機器の機能を復旧出来たときには無上の喜びを感じます。といっても、トラブルは無いに越したことは無いですが。
 教務については、実習生の成長を目の当たりにしたときにやりがいを感じます。初めは、手取り足取り教えている状況から様々な事に疑問を持って質問してくるようになり、そしてその疑問を自分で解決できるようになっていく実習生を見ると、自分が何のために教務にあたっているかということを再認識し、少しでも実習生のためになるようにと努力できます。

ある1日のスケジュール
0540 起床
0635 整列・点呼
0640~0715 実習生朝別科指導
0715~ 機関部ミーティング
0730~ 朝食
0800~ 機関士の皆さんと談笑しながらコーヒーを一杯
0830~1200 午前課業(点検・整備作業、講義、実習対応)
1200~ 昼食
1230~ 機関士の皆さんと談笑しながらコーヒーを一杯
1300~1630 午後課業(点検・整備作業、講義、実習対応)
1700~ 夕食
~1945 自由時間(筋トレがてら実習生と交流、機関士の皆さんと談笑しながらコーヒーを一杯、明日の準備等)
1945~2000 実習生巡検諸当番指導
2000~2030 巡検
2030~ 自由時間(アニメを見たり、動画を見たり、ゲームをしたり、本を読んだり)
2230 就寝

休暇中の過ごし方
 私はまだ入構したばかりで、長期休暇というものを経験していないのですが、休暇時期は事前に分かっているので、乗船中にチマチマと安くなったタイミングでPC周辺機器を買い、家のデスク周り環境を徐々に整え、休暇に入ればゲーム三昧出来るように画策しています。他には休暇に入ったら直ぐにバイクの免許を取得し、休暇の後半ではツーリングしようとか、いろいろ考えています。このように、長期休暇を全力で楽しむためにじっくり準備できることは個人的にありがたいです。
 あと、自分はかなり食道楽で、特にラーメンの食べ歩きが趣味です。練習船で寄港した各寄港地では、ご当地ラーメンを食べに行くのがマストです。長期休暇でもきっとラーメンを食べまくるのでしょう。私は日頃、筋トレをしたり、HIITトレーニングをしたり、カロリーや栄養バランスに気を遣っていますが、これらは全てラーメンのためです。

入社を希望する学生へのメッセージ
 これを読んでいる皆さんは、船舶職員の一つ選択肢としてJMETSを考えているのだと思いますので、弊機構ならではのセールスポイントをいくつか紹介します。
 まず、年間休暇日数の多さです。船舶職員としてはトップクラスだと思います。長期休暇とは別に、寄港地ごとに必ず休日がいただけます。荷役の都合で上陸できないなんてこともありません。船舶職員はストレスがたまりやすい職業なので、こまめにリフレッシュの機会があるのは大きなメリットです。
 また、決まった港ではなく様々な寄港地を訪れることができます。各寄港地で休日があるので、見方を変えれば、日本中を旅行しているようなものですよね。
 どうでしょうか。大変なこともありますが、楽しいことも多いですよ。
 自分に合った環境を見極めて、よく考えて道を選んでいってください。応援しています。



洌鎌 僚汰 2022年4月採用 

練習船 甲板部員

JMETSに入社した動機
 沖縄県の宮古島という小さな島で育った私は、幼少の頃から海が好きで、船に乗りたくて地元の実業高校の海洋科学科へ進学しました。JMETSについては、進路について考えているときに、練習船で甲板部員として働いているひとつ上の先輩や、学校の先生から勧められたことがきっかけで興味を持ちました。その後、仕事内容や組織について調べ、一般商船と比べて乗組員(先輩・同僚・後輩)が多いこと、大型帆船での勤務があること、休暇取得体制がしっかりしていることなどに魅力を感じて就職を決意しました。

仕事のやりがい
 仕事は楽ではないですし、失敗もしました。しかし、上達が認められ、先輩から新たな仕事を任せられたときは嬉しくなります。初めて自分で錆打ち作業を計画し、その成果が先輩に認められたときは、誇らしい気持ちでした。
 後輩や実習生の存在もやりがいにつながっています。練習船に配乗されてまだ一年半も経ちませんが、もう同じ船に二人の後輩甲板員がいます。彼らと一緒に考え、あるいは作業をすることによって、ともに成長していけることは大きな喜びです。これは若い甲板員が多く採用されている練習船ならではのことだと思います。実習生に技業を教え(まだ実習の手伝いですが)、その上達を見られるのも喜びのひとつです。人と人とのつながりが大きな魅力だと思います。
 もちろん、訓練航海でいろいろな港を訪れることができることも楽しみのひとつです。各地方の名所を訪れ、束の間ですが仕事の苦労を忘れます。最近では鹿児島で温泉につかったこと、函館の五稜郭で満開の桜を見られたことが印象的でした。もうすぐ始まる遠洋航海でシンガポールへ行くのも楽しみです。(外国へ行くのはこれが初めてです!)

ある1日のスケジュール
06:00 起床
06:30 整列・点呼・掃除開始
07:15 ミーティング
07:30 朝食
08:30 整列・点呼・課業始め(小休憩あり)
12:00 課業止め・昼食
13:00 点呼、課業始め(小休憩あり)
16:30 課業止め・夕食
夕食後は自由時間

休暇中の過ごし方
 海上勤務は、毎年三ヶ月の長期休暇が取得できることが魅力です。前回の休暇では、家族や親戚と旅行に行きました。高校時代の同級生と沖縄本島でドライブやマリンスポーツを楽しみ、野外音楽イベントにも参加しました。東京へ行って上野動物園のパンダを見たのも良い思い出です。宮古島にある自宅で過ごしているときは、釣り三昧です。大きな磯マグロやアオリイカも釣り上げることができました。
 次の休暇に何をするか、仕事の合間に考えると楽しくなります。緊張感のある海上勤務の後に迎える長期休暇は、開放感に満ちており、船員にとって特別な時間です。

入社を希望する学生へのメッセージ
 多くの先輩、後輩、そして実習生から刺激を受け、楽しく成長できる素敵な職場だと思います。人とコミュニケーションをとることが好きな人、そして身体を動かすことが好きな人には向いていると思います。多くの出会いの機会に恵まれているので、きっと自分を成長させる出会いが待っています。
 大変なことも少なくないですが、それ以上に自分を成長させることができる、やりがいのある仕事です。もし、この記事を読んで興味をもってくれたのなら、あなたも一緒に働いてみませんか。



大杉 岳志 2022年4月採用

練習船 機関部員

JMETSに入社した動機
 私は高校卒業後に海上技術短期大学校へ進学しましたが、職業としての船乗りには漠然とした認識しかなく、船員になるという意志は薄い学生でした。そんな中、実習にてJMETS練習船に乗船した際、船のあらゆる機械を整備、運用する機関部の姿を目の当たりにしました。機材、資材が限られているにもかかわらず、様々な機械トラブルに対処する様子に魅力を感じ、機関部員の道を選びました。自分自身が練習船で感じた魅力を実習生に少しでも伝えられたらと思い入構を決めました。

仕事の内容とやりがい
 現在は機関員として、機関室当直を主な職務としています。4時間を一区切りとし、1日に2回当直に入ります。航海中は機関士や先輩機関部員と共に入直しますが、停泊中は一人で当直を行います。当直中は機関室を巡視し、機器の運転状態確認や計測を実施し、異常の早期発見と対処に努めています。自分に任された4時間を終え、次直者に無事引き継ぐ事が出来たとき、大きなやりがいを感じます。
 勤務スケジュールによっては、船内工作等の作業も行います。旋盤や電気溶接機等を使って機械部品や配管等の修理や作製を行うのですが、工作機器の取扱いが難しいため、最初は上手くいきませんでした。それでも次第に上達していき、依頼された作業を終えたときには充実した達成感があります。
 実習生の成長を実感できることも、練習船勤務の魅力の一つです。乗船当初は機関室内の移動すらおぼつかなかった実習生が、航海訓練を経験し、下船が近づく頃には率先して機器操作にあたるようになると、一乗組員として大変嬉しく思います。

ある1日のスケジュール
<0800~1200、2000~2400のに入直する場合>
0700 起床
0715 朝食
0745 前直から引継ぎを受けて当直開始
0800~1200 当直
1200 次直へ引継ぎを行って交代、昼食
1220~1630 自由時間
1630 夕食
1645~1945 自由時間
1945 前直から引継ぎを受けて当直開始
2000~2400 当直
2400 次直へ引継ぎを行って交代、交代後公共スペース掃除
0100 入浴等済ませて就寝

休暇中の過ごし方
 9ヶ月間の乗船勤務中に各寄港地で付与される休日と、3ヶ月間下船して付与される連続休暇と2種類の休日があります。
 前回の連続休暇では、主に旅行を楽しみました。自然の絶景を見るべく沖縄へ行ったり、学生時代の友人に会うべく北海道へ行ったりと、長い休みを活かして存分に満喫しました。連続休暇の時期は事前に知ることが出来るため、旅行の計画はとてもたてやすいです。また、休暇中に関しては仕事のことを考える必要が無いため、学生の夏休みの様なのんびりした日々を送ることが出来ます。

入社を希望する学生へのメッセージ
 JMETS練習船は乗組員数が比較的多く、機関部内でも職務が細かく分かれています。経験に応じた仕事を任せられるため、着実なスキルアップが可能です。勤続数十年という先輩方から指導を受けることが出来るため、技術向上の環境はとても良いと思います。
 また、就職して一番に感じるのはコミュニケーションの大切さです。船に限らずどんな職場であっても、相手との意思疎通は欠かせません。日常の何気ない挨拶を身につけておくだけでも、将来必ず役に立つと思います。




佐藤 紗雪 2022年4月採用 

練習船 事務部 (司厨員)

JMETSに入社した動機
 北海道での高等学校在学時、インターンシップにてフェリーに体験乗船させていただいた際に、多くの方が船内で働いている様子を拝見し、船で働くということにとても惹かれました。
 JMETSの練習船は定期運航のフェリーと異なり、国内外の様々な港に寄港することを知り、自分の資格を活かせる調理部門の職員であれば、練習船で訪れる様々な寄港地での独特な食文化や、地域独自の料理・調理方法などに触れる機会も通常の陸上勤務では比較にならないほど多くなるものと考え、ひいては職務を通じて自身の料理に関する知識がより得られるのではと考えました。

仕事のやりがい
 乗船している学生(実習生)や乗組員から、自分の作った料理を“おいしい”と言われた時に、頑張って作って良かったなと、仕事にとてもやりがいを感じられます。
 また、新たな料理、新たな調理器具の使用方法や調理方法を先輩たちから学ぶ時や、例えばあら汁など日常ではなかなか機会のない下拵えから完成まで調理工程が多い料理を作った時もそうですし、学校の実習でもあまり見ない、一度に百数十人分という大量調理をしている時もやりがいを感じます。
 労働環境が海の上ということもあり、周りが全て海、航海中は当然外出もままならないような状態となるため、陸上の職場とはまた違う非日常を味わうことができます。
 練習船で寄港地に入港した際には、各寄港地での観光・ショッピングや有名な食べ歩きスポットなどを調べ、事務部のみならず他部でも仲の良い乗組員がおり、寄港する度に声をかけて一緒に出かけるというのも、乗船中の大きな楽しみです。寄港地への入港が近づくにつれて、次回はどこに行こうかなとワクワクしながら、考え、調べ、休暇日の行動計画を立てることが、仕事を頑張る一番のモチベーションになっています。
 練習船では実習生や同期の職員など年齢が近い人が多く、部の垣根を越えていろんな人たちとコミュニケーションが良好にとれており、とても楽しんでいます。

ある1日のスケジュール
 航海中の練習船事務部では、以下のような時程で一日を過ごしています。
 寄港地に停泊している間は、17:30に勤務終了となるため、それ以後であれば買い物や食事などのため外出することも可能です。
5:20  起床・身支度など
6:00  朝食の準備(乗組員・実習生への供食・自分たちの喫食)
8:15  洗い物等朝食の片付け
8:30  休憩時間(自由時間)
10:00  昼食の準備(朝食と同様)
12:30  昼食の片付け
13:00  休憩時間(自由時間)
15:00  夕食の準備(朝食と同様)
17:30  夕食の片付け・厨房の手仕舞い
18:00~翌朝:自由時間(食事、入浴、運動etc.)

休暇中の過ごし方
 現在の住居(自宅)が北海道であり、乗船勤務中は自宅を遠く離れて働いている状態なので、遠くお金もかかりなかなか気軽に帰宅できないため、年に一度の長期休暇のときには、久しぶりに会える友達と地元で学生時代さながらに遊んで過ごしたり、日程等が合えば国内の興味ある地域や観光地などへ旅行に行ったりして過ごしています。
 また、3ヶ月休暇がどの季節に割り当てられるかによって異なりますが、例えば夏なら海で遊ぶなど、その季節にしかできないイベントに参加したりして過ごしながら休暇を楽しんでいます。

入社を希望する学生へのメッセージ
 船で仕事を含む洋上生活をしていると船の構造や基地局との距離などにより電話の電波も陸上生活では想像もつかないほど繋がりにくくなります。そのため友達や家族と連絡が取りにくかったり、休暇も不定期で希望どおりともいかず、通常の陸上勤務や陸上生活の人たちと生活パターンが異なるため会える機会なども少なくなり、寂しいと思う時もありますが、メリットもあり、例えば入港した地をじっくり観光できたり、また、陸上勤務の新社会人と比べると給料が高く、若いうちから貯金がしっかりできたりするところが魅力的です。

【事務職員】

藍原 勇樹 2020年採用

本部 学校教育部 教育課

JMETSに入社した動機
 学生の頃から物流に興味があり、大学において港湾物流について調査しておりました。調査の過程で船員のなり手が不足し海上物流のみならず、陸上への影響もあることがわかり、船員養成について調べたことがJMETSを知るきっかけでした。就職を考える時期になった際、船員養成を通して日本の物流に微力ながら貢献できればと思い、また出身が経済系の学部であり、学んだことを生かしたくJMETS事務職を志望しました。

仕事のやりがい
 私が現在いる教育課はJMETSに計8校ある学校の教育内容等を扱っている部署です。私は主に教育課の中で庶務に係ることを担当しており、その範囲は多岐にわたります。旅費や契約等、課内の会計に関することや、生徒の実力試験のデータ集計、学校で使用する教科書の改訂に関する業務等々…様々な業務があります。しかし、他課での業務経験等が生きてくることが多く、これまでに培ってきた経験を活かして、業務をこなせた時は達成感があります。私の席の業務は直接生徒・学生に関わることはほぼありませんが、自分の業務が陰ながら彼らの役に立てることにやりがいを感じます。
 また、私の業務の中で特殊なものとして、STCW基本訓練という講習のサポートをしています。高台から水に飛び込んだり消火作業をしたりと、おそらく普通の事務職員だと経験できないような業務を行っています。訓練とはいえ火を扱う等リスクがあるため、関係者が無事訓練を終了した際は安堵感があります。

ある1日のスケジュール
7:00 起床
7:40 出発
8:20 出勤
8:30 勤務開始
12:00~13:00 昼休憩
17:15 退勤
18:15 帰宅
~24:00 各種家事の後、晩酌、ゲームや動画視聴など趣味の時間、就寝

休暇中の過ごし方
 夏期休暇等まとまった休みの際は実家に帰省することが多いです。上京して長くなりますが、やはり実家は落ち着くもので、基本的に帰省した時は家族や友人と共にのんびりしています。直近だと、友人と岩手の花巻温泉に旅行にいき、おいしいお酒とご飯に舌鼓を打ちながらまったりとしていました。ただ、横浜港の年越し「除夜の汽笛」も捨てがたく、年末年始の時期は帰省とどちらをとるか悩んでいます。
 また、年休が取りやすい環境のため、よく土日に年休をくっつけて3連休にし、趣味を満喫しております。バイクに道具を積み込み、山梨の山奥でキャンプをしたり、好きなアーティストのライブに参加したりして、気持ちをリフレッシュしています。

入社を希望する学生へのメッセージ
 JMETSには事務職員以外に、学校教員、練習船乗組員と様々な立場の方がいます。そのため飛び交う話も多種多様で日々新鮮な気持ちで過ごすことができ、幅広い知識や経験を得ることができます。
 組織が存在する以上、人、お金、その他細々とした物の管理等、裏方としての業務も欠かすことはできません。事務職はそんな見えづらい、しかし大事な仕事を担っています。日本にとって重要な海運業界、それを裏から支える一員として働いてみませんか。

お問い合わせ

総務部 人事課
電話:045-211-7302(平日9:00~17:00) FAX:045-212-0006

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