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先輩からのメッセージ 海上技術学校教員

海運の一端を担いながら、貨物ではなく人の心を扱う職場

国立清水海上技術短期大学校 教諭 竹本航平

授業風景

JMETSを志望した理由

 自分が見たことのない広い外の世界に憧れ、船員になる道を選びました。そして実習のために乗船したJMETS練習船では、若手教官の方々が短期間の実習で余裕がない中、時に声を大きくしながら情熱を持って教育に当たっており、私は感動を覚えました。
私は、遠く離れた大きな貨物の動きより、目の前にいる一人の心を動かしたいと思い海事教育の現場を志しました。

仕事とやりがい

実習風景01

実習風景02

 私は現在、航海科の教員として国立清水海上技術短期大学校に所属し、座学及び実技実習を週20時間程受け持っています。
 本校を含む専修科校は、高校を卒業したばかりの学生から、すでに社会人としてキャリアを経験した30代の方まで幅広い年齢層の学生に対し、航海・機関両用教育を行う学校です。学生たちは学ぶことに対し非常に熱心で、高い志を持っています。彼らの強い気持ちに応えるには十分な教材研究や準備が欠かせません。「どこが難しいかな」、「どうしたら分かりやすいかな」と日々試行錯誤の連続です。
 座学においては航法Ⅱ(天文航法)を担当しています。長い時間をかけて一から教科を教える事は大きな責任が伴う一方で、何も分からなかった彼らが習得した知識は全て自分が教えたと自負することができます。学生が授業内容を理解し、自ら知識を高めた結果、上級筆記試験や口述試験に合格したときには学生と同じくらい嬉しく思います。
 実技ではロープやワイヤーの取り扱いを指導し、実習では校内練習船を用いて出入港作業や揚投錨実習などを行っています。練習船を用いた実習は、学生だけでなく私自身も大きく成長させてくれました。50トン弱の小さな練習船ではありますが、船長として操船を任され、実習に支障がない範囲で実船を自由に使えるこの機会を、私はとても楽しみにしています。
 上記の座学・実技実習のほか、教務課・学生課に別れ各教員に職務分掌が割り当てられています。学生課は生活指導や就職活動など、教務課は授業や養成施設の維持などが主な業務内容です。私は学生課の一員として防火・防災訓練や筆記試験事務などを担当しています。
 密度の濃い2年にわたる学生との交流は、休日の夢の中でも担当した学生たちに叩き起こされるほどです。自分勝手な行動や、規則違反に対して注意・指導を行うときには嫌な顔をされることも多いですが、彼らの成長を間近で感じられることはこの職場の最大の魅力だと思います。

学生へのメッセージ

教諭 竹本航平

 迷ったことや悩み事を相談できる場所はありますか?また、今の環境や教育に満足していますか?
 当機構は海運の一端を担いながら、貨物ではなく人間を扱う職場です。人間を扱う以上ストレスや憤りを感じることも多々あります。しかし、卒業生が機会を見つけて学校に顔を出してくれる事を見るたびに、学校や教員と過ごした日々が学生の心の中に残り続け、大きな影響を与えていると実感し喜びを感じます。
 そして、自身の教育環境に満足できなかった、あるいは自分が受けた海事教育に危機感を持っている方は、非常にやりがいを感じる職場だと思います。船員として自分一人で現状を変えることは難しいかもしれません。しかし、教員として情熱を持ち多くの次世代の学生の教育に当たることが、ひいては海事社会をより良く変える事ではないかと思っています。
 平成28年4月に海技教育機構と航海訓練所が統合し、新たにJMETSとして再スタートしました。この環境において、「こんなことがやってみたい」、「あんなことがしたい」という多様な仕事に挑戦できるチャンスが広がっているはずです。一緒に働けることを楽しみにしています。

お問い合わせ

総務部 人事課
電話:045-211-7302(平日9:00~17:00) FAX:045-212-0006

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