「海王丸」がシンガポールに向け出航しました

2023年04月11日

　　　　　　　～横浜港から4年ぶりの遠洋航海～

　独立行政法人海技教育機構（JMETS）の練習船「海王丸」が、令和5年4月8日(土)14:00横浜港からシンガポールへ向け遠洋航海に出航しました。海王丸の外地への遠洋航海は、2019年のダーウィン寄港以来コロナ禍で中断を余儀なくされていましたが、シンガポールでは、新規感染者の減少やワクチンの接種率が高まったことから水際対策が全廃になり、4年ぶりの再開となりました。

　シンガポール港は、世界でトップの座を競うアジア最大級のハブ港であり、その航路はわが国との主要な貿易ルートに当たります。この遠洋航海における様々な実習訓練や経験を通じて、船舶の運航、機関運転および保守に関する技術を習得し、シーマンシップや長い航海を一丸となって乗り切る結束力を学びます。またシンガポール停泊中には、Port Operations Control Centre（シンガポール港湾運用管理センター）の見学や国際交流を行う予定であり、国際感覚を身に付けることも目的としています。

　出航式では、約2か月の遠洋航海に出る実習生たちが、国土交通省海事局次長、JMETS理事長からの訓示を受け、登舷礼（とうげんれい）で敬意を表しました。

【海王丸概要】
乗組員：船長、機関長ほか52名
実習生：東京海洋大学33名（6名）、神戸大学9名（2名）、海技大学校32名（3名）
　　　　※（　）は、女子実習生の内数
4月 8日（土）14：00　横浜港発
5月 5日（金）10：00　シンガポール着
5月 10日（水）10：00　シンガポール発
6月 5日（月）10：00　東京港　晴海埠頭着　
※航海予定は天候やその他の事由により変更となる場合があります。

海王丸　出航式