JMETS練習船「海王丸」が57日間の航海を終えホノルルから帰港しました

2025年06月10日

　　　～実習生は帆走訓練実施で技能とチームワークを習得～

　令和7年4月12日(土)に横浜港を出港した独立行政法人海技教育機構（JMETS）の練習船「海王丸」は、57日間の遠洋航海を経て、6月7日（土）10：00、東京港に帰港しました。
　海王丸によるホノルルへの遠洋航海は、総航海距離7,983海里（14,785km）にのぼり、実習生は帆走訓練のほか、天測実習、ピストン抜き実習、ブラックアウト実習、機走中の船橋内の言語を英語にするなどを通して船舶運航技術やチームワークを習得しました。また、長期間の航海中、船上運動会や日付変更線通過を祝うなどの行事も行いました。
　寄港したホノルルでは、船長、機関長及び次席一等航海士が在ホノルル日本国総領事館の兒玉総領事を表敬訪問したほか、船長主催のレセプションを開催しました。実習生達は外地寄港を通して、異文化に触れることにより見聞を広め、英語に対する学習意欲を向上させました。
　遠洋航海から帰港した海王丸では、6月10日（火）に下船式を行いました。
　遠洋航海中、SNS等を通していただいた皆さまの暖かい励ましに御礼申し上げます。

　　　　　展帆時の様子

　
■海王丸遠洋航海概要
実習生：東京海洋大学18名(2名)、
　　　　神戸大学16名(2名)、
　　　　海技大学校32名(4名)、
　　※上記のうち航海科39名、機関科27名
　　（　）は、女子実習生の内数

　　天測実習の様子

■【航海スケジュール】
　4月 12日（土）14：00　横浜発
　5月　9日（金）10：00　ホノルル着
　5月 15日（木）10：00　ホノルル発
　6月　7日（土）10：00　東京着

■海王丸概要
　総トン数：2,556トン　全長：110.09m　
　航海速力：12.95ノット　
　進水日：1989年3月7日　
　乗組員：船長、機関長ほか51名

東京帰港